生産地である南ミナスのPoco Fundo市(「深い井戸」という意味)の人口は18,000人。
そしてそこに暮らす人々の生活維持・向上にとってなくてはならないのが、このCoopfamという農協の存在です。
この農協では生態系の保全(カピバラやオオカミ、各種鳥類等)、生産者の住環境整備(週3回のコンピューター教室、私立学校教育、歯医者によるオーラルケア等)、自然の保護(有機栽培、国立農科大学による土壌検査等)が行われています。
「“環境保護”、“社会の発展”、“経済性の追求”が我々COOPFAMの理念なのです」 と農協主のMr. Adaltoは語ります。
フェアトレードプレミアムについては、組合の総会で使用用途が決定されます。
直接生産農家に金銭の還元が行われるのではなく、精選設備投資などの間接的支援が主な用途になっています。
また、JAS有機認証を取得したことも上記理念に沿ってのことです。
近年コスト増からJAS認証の取り扱いをやめる業者が増えていますが、この団体では有機栽培を生産性向上の一環として捉えております。
こういったあらゆる環境の保護を土台とした営農を行っているがために、結果的に継続的な生産が可能となり、それが社会の発展へと繋がるのです。
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