インドネシアより、熟練の農家が産み出す品質にこだわり抜いたマンデリンのご紹介です。
インドネシアスマトラ島北部にあるトバ湖の南西端に位置しているリントンニフタ地域、標高は1400~1450mで皆様もご存じの通り昔から輸出業者の間でも優良産地として知られている地域です。
しかしマンデリンの栽培はほとんどが小農家のため、栽培方法、乾燥方法、保存方法が各農家で異なり、品質の安定化を図るのが難しいコーヒーのひとつでした。
その中でも今回ご紹介いたします「マンデリンG1 ~バタクの恵み~」は主に未亡人となった熟練の女性達が運営する200軒もの小規模農家で構成された団体から調達するトレーサビリティ性に加え独自の品質規格設定することで品質の安定性を図っております。
小農家全体から収穫されるコーヒーは年間およそ1,800袋ですが、兼松として「バタクの恵み」に見合う規格と判断、出荷されるものとしては年間900袋と生産量の50%に絞る厳選した良品となります。
今回の供給元であるDreyfus財団はGAP(農業生産工程管理)やアグロフォレストリープログラムに従事しており、小農家団体の方はICCRI(インドネシアコーヒー&ココア研究開発センター)によって認定されたコーヒーの木から取れる豆のみを使用。
農薬等の化学物質は一切使用していないといった品質への徹底ぶりです。
この素晴らしいコーヒーが世に出るきっかけとなったのは、生産者の息子の1人であるKardonという青年の存在です。
団体に属するピッカーたちはしっかりと熟したチェリーのみを収穫するように訓練されておりKardonも最高のピッカーの一人として収穫を行います。
さらに乾燥のプロセスにも熟練しているKardonは温室やパティオを備えた乾燥を行う工場を運営しており、そこで乾燥させることで、農家ごとの品質差異が出にくい工夫をしております。
こちらの商品ですが、麻袋に“Batak Nauli”という文字が印字されております。
こちらはバタク語で「バタクの地からの美しさ」という意味を持つ“Batak Nauli”は同団体で生産されたコーヒーの総称でございます。
今回は弊社オリジナル性を強調し「バタクの恵み」として皆様にお届けいたします。
「バタクの美しさ」「未亡人の憂い」「美しきかなパンドゥマン村」「バタックナウリ」等皆様の商品イメージに合わせた名称でご使用いただけますと幸いでございます。
日中は30℃、夜は12℃という極端な温度差が、このコーヒーの「コク」を高め、マンデリンらしいずっしりとしたボディ感とアーシーさは勿論のこと、アフターにリントンらしいすっきりとした酸味を併せ持つ非常にバランスの良い納得のカップでございます。
弊社自慢の新商品を是非一度お試しくださいませ。