エチオピア イルガチェフェより毎年ご好評いただいておりますThe Ceremonyシリーズの新穀入荷です。
2023年第1便となる今回は、弊社としましても新たな挑戦となるIdido村を買い付けました。
その他Konga村/Worka村の検討も行いましたものの、本年は昨年の内戦等の影響あり、高騰する価格に対し我々が到達したい品質にそぐわないと判断し、買い付けを控えております。
(9月頃に入荷予定の第2便ではLOTが異なるサンプルを再度カッピング、Kochere村もラインナップに追加する予定です。)
また同じ手法でロット選定を行って作り上げたイルガチェフェG1 ウォッシュドも、また大きく価格帯も異なりグレードも異なりますものの、カッファG4も同時販売しておりますので合わせて是非お試しくださいませ。
※現地輸出価格、円安並びにコロナ禍でのコンテナ不足等によるコスト増の影響あり、昨年比で価格が大幅に上昇しております。
皆様にはご不便お掛けし申し訳ございませんが、何卒ご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
~The Ceremonyのご紹介~
エチオピアの首都アディスアベバの南に位置するイルガチェフェ地区、日本のみならずスペシャルティコーヒー市場を牽引するアメリカのシアトルやポートランド等でも人気の高い地域です。
2015年より取り組みを開始した、“The Ceremony”シリーズも今年で早7年目を迎え、より一層洗練された商品になったと自負しております。
昨年までは自社で精選ステーションを持ち、ECX で経験を積んだQグレーダーが在籍しているHailesllasie(ハイレスラシエ)社のみと組み、イルガチェフェ・カッファエリアからお届けしておりましたが、本年はより広い選択肢よりTracon(トラコン)社とも共同し、原料の出所・精選所を村単位にまでロットを絞りお届けいたします。
原料を調達する村や精選所を指定することでより純度の高い豆を揃え、ロットによるブレをできるだけおさえ、安定的に調達するというトレーサビリティを意識した手法でございます。
本商品“The Ceremony”の本来のコンセプトは、コモディティにちょっと手を加えるこの手法でお届けする「普段使いできるけど、いつものヤツよりちょっと良い」というもので、G4クラスの商品を作成するところからスタートいたしました。
このコンセプトは「贅沢なものは出せないけれど、来客に対してちょっとしたおもてなしをしたい」というエチオピアの伝統儀式・コーヒーセレモニーに通ずるものでもあるため、“The Ceremony”というブランド名を冠しております。
その後、G1クラスでも同様に村単位のステーション縛りを設けることで、毎年安定した品質をお届けすべく、G1クラスのスペシャルティ帯にも応用し他商品でございます。
農園指定などを行い、ピカピカで何千円もするトップスペシャルティにこだわるのではなく、
比較的に価格をおさえながら、ひと工夫することでほんの少し品質が良くなるという新たな価値を提供する商品として、
村単位で精選所を縛り、各村から取り寄せた代表ロットをカッピング、買い付けロットを選定しております。
是非、弊社定番商品であるザ・セレモニーシリーズをお試しくださいませ。