やや在庫薄となっておりましたグアテマラ ウォッシュドに新たな商品のご案内です。
今回新たにご紹介するトドサンテリタ農協はグアテマラ西部の高地にあるウエウエテナンゴにございます。
この地域は、メキシコとの国境まで続いており、丘や谷に多くの微気候を含んでいることも特徴です。
トドサンテリタ農協のメンバーは、中央アメリカで最も高い非火山性山脈であるシエラ・デ・ロス・クチュマタネス山脈の丘陵地帯を拠点に活動しています。
グアテマラの主言語はスペイン語ですが、この農協がある地域では主にマム語が話されており、先祖であるマヤ族に対するリスペクトが強いことも特徴の一つです。
時は遡ること約40年前、1986年に17人のメンバーによってトドサンテリタの前身となる生産者グループが作られました。
その後、6年の時を経て、こちらもコーヒー農家が参加する連合組織である"Fedecocagua"の援助と彼らから勉強した専門知識を得て、1992年にトドサンテリタ農協が正式に設立されます。
現在農協には131名ものメンバーが在籍しており、現在も規模の拡大を続けております。
やや話は脱線しますが、現在グアテマラでは、国全体の課題として、若者が海外へ出稼ぎに出て行ってしまい、家族への仕送りを行うことに起因し、ピッカー不足が深刻な問題になっております。
しかしながらそのような中、トドサンテリタ農協に属するピッカーの平均年齢は50歳というた農園就労者に比べると比較的若く、特に22歳から35歳までの組合員が20%も属していることは、効率的なチェリー集荷と、収穫時期を逃さず品質を安定させることに繋がります。
また、農協には2人の若い技術者が在籍しており、土壌保全や侵食防止のための土地の段々畑化、剪定、有機堆肥を中心とした施肥と適切な散布、シャロームと呼ばれる木(ヤマモモの様な木)の導入によるシェードマネジメントなどを指導しております。
土壌保全は比較的新しい手法ですが、実施にはコストがかかるため、生産者によっては農場全体ではなく、株ごとに行い、肥料が株の周囲の土壌に吸収されるように工夫しているところもあるそうです。
このようにシェードツリーを維持することで、チェリーの落下防止や近年の多雨による土壌侵食の防止に役立っています。
本商品は収穫されたコーヒーは24時間自然発酵させた後、水洗、その後パティオで48〜60時間かけて乾燥させた伝統的なウォッシュドです。
グアテマラらしいナッティ感にシトラス系の酸味が程よくマッチしたバランスがいい商品で汎用性が高い商品です。
是非、こちらの新商品をお試しくださいませ。